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BIGがロンドンのアールデコ調のオフィスビルを改装する計画を発表

ビャルケ・インゲルス・グループ(BIG)がロンドン中心部のフリート・ストリートに、アールデコ調のオフィスを改装し、21階建ての新しいオフィスビルを建設する計画を発表。この再開発では、1990年代に建てられたリバー・コート・ビルの代わりに、隣接する有名なデイリー・エクスプレス・ビルへのオマージュされたデザインを提案。
計画では50,550m2のオフィススペースと1,700m2の店舗スペースが設けられ、そのファサードは、曲線を描く隣の建物に敬意を表したものになり、7階以上の各階に南向きのテラスを設けた階段状のデザインとな っています。
隣のアールデコ調の建物には、記事やコミュニケーションの歴史を紹介する展示スペースが設けられるほか、屋上には無料で利用できる「ポケットパーク」が設置される。この2つのビルは、一般の人がアクセスできるアーケードを作ることで初めて分離され、街のシンボルであるセント・ブライド教会の尖塔が新たに見えることになる。

BIGのテクニカルディレクターであるアンディ・ヤングは、「私たちのデザイン案は、 ロンドンにある周囲の建物の物理的な規模や特徴といった地域的な背景だけでなく、健康、持続可能性に焦点を当てたオフィスの未来像にも基づいています。」

「設計プロセスでは、建物のあらゆる選択肢を調査し、特に環境への影響、近隣地域への積極的な貢献、デイリー・エクスプレス・ビルディングの環境改善、パンデミックを考慮して、より柔軟なレイアウト、自然換気や日光の増加、居住者のための緑地や屋外スペースへのアクセスなどの要素を考慮しています」

新しい建物は、環境への影響を最小限に抑えながら、外の空間や新鮮な空気へのアクセスを最大化するよう巧みに設計され、入居者や訪問者のために、駐輪場を最前面に配置し、新たな公共空間や店舗を開拓して、近隣地域に溶け込ませています。

アール・デコ調のホワイエは、ロンドンの隠れた名所のひとつであり、このビル自体を展示することで、文化的な機会を提供し、人々の想像力を取り戻せるとBIGは考えている。また新しいパブリック・ルーフガーデンからは、セント・ポール教会、セント・ブライド教会、そしてその先の息を呑むような景色を眺めることができる。

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